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●はじめに、SMAPS設立に関するエピソードをお聞かせ下さい。
幼い頃から、ずっと一国一城の主、「城主」になりたいと思っていたんです。世の中や会社に不満があった訳ではなく、より自分の思いを現実に具体化できる場を望んでいました。長い間、そのタイミングを待っていたんです。一昨年に、一度起業を考えたのですが「違和感」を感じたため、延期をしました。「今はまだ、その時ではない」そう内なる声、女の直感みたいなものを感じたんです。(笑)
延期してちょうど一年後、結婚を機に「これからの自分」を改めて考える機会があったんです。いろいろ振り返って、出た答えはやはり「城主になりたい」でした。そんな時、主人の「40歳を迎える今だからこそ、今までの経験がものをいう。その経験が君の財産」という言葉に背中を押され、起業を決意しました。その時には一年前に感じた「違和感」は全くありませんでした。
頑張る企業・頑張る起業家・頑張る人を応援し、「思い」を「カタチ」にするお手伝いをする。そして、仕事を通じて繋がる全ての人を「オンリーワン」へ導く。そういう決意と願いを込めて、SMAPSという会社を設立しました。
●SMAPSという社名の由来がユニークだとお伺いしましたが、お聞かせ願えますか?
起業を決意し、会社を設立すると決めて、社名についてとても悩みました。仕事柄、何百社という社名と出会ってきたせいですかね・・・。(笑)ある時、主人に「君はスマップが好きだよね。なぜ好きなの?」と質問されました。私がスマップを好きな理由は、メンバーのそれぞれが、個性や強みを徹底的に磨き、ファンの皆に還元しているところ。更に欠点や苦手分野を逆手に取り、それを売りにもしたりして…。私の中でスマップという存在は、「オンリーワン」の象徴なんです。彼らの歌の「世界に一つだけの花」のように。
だから「スマップ」であれば、覚えやすく、話題になると思ったんです。ではなぜ最後に「ス」をつけたのか?については、二つ理由がありました。一つは、「スマップ」ではファンクラブからクレームがつくかもしれないから・・・。(苦笑)もう一つは、スマップに続きたい、中小企業・起業家のみんなも続いて欲しい、六人目になって欲しい、という願いです。そうして「SMAPS」という社名が決定しました。
正直、あまり厳格だったという印象はないですね・・・。比較的放任主義だったと思います。強く印象に残るのは、母のただただ一生懸命生きている、という姿でした。今では、経営者としての姿を見せてくれた父と、何でもやらせてくれた母にとても感謝しています。
元々、とても飽きっぽい性格で、何一つとして長続きせず、ありとあらゆる習い事をしました。今でも、ハッキリ覚えているのが、小学校の時いつものように、私は「○○○を習いたい」と言いました。その日は、たまたま親戚が家に来ていて、私と母の会話を聞いていました。すると親戚の一人が、何でも許可してしまう母に「もういい加減にやめさせなさい」と言いました。すると母は「いいのよ。例え、三日坊主でもいいの。本人がしたい、と言ってるんだもの。本人の意思を尊重してあげたい。それにね、本当にやりたいことに、好きなことに、夢中になれるものにまだ出逢えてないだけなのよ。いつかはきっと出逢えると思うの。だからそれまでは何でもやらせてあげるの。」と答えました。親戚は、あきれたようでした。それからも母は、何でもやらせてくれたんです。
幼い頃から好奇心旺盛で、特にビジネスやマーケティングに強い関心があったみたいです。中学生の時「ファミレスの原価」や「グリーン車1台あたりの売上」などを母親に尋ねて、困らせたこともありました。経営者だった父親の取引先などからも可愛がられ、子供の時から経営者や著名人に囲まれて過ごすことが多かったです。そんな環境の為か「物怖じしない人」に育つことができました。(笑)